「お盆に九州で帰省や旅行を予定しているけど、今年は熊本地震の影響で渋滞がひどくなるんじゃないか」——そう不安に感じている人も多いのではないでしょうか。2026年のお盆は、例年の帰省ラッシュに加えて、令和8年熊本地震による九州自動車道・南九州自動車道の通行止めが重なり、九州南部方面への移動はいつも以上に混雑や迂回が予想されます。この記事では、2026年お盆の渋滞予測と、地震の影響で特に注意したいポイントをまとめました。
最終更新日: 2026年8月16日(通行止め解除後の渋滞予測を反映)
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2026年九州お盆の渋滞予測
まずは、NEXCO西日本が発表している例年の渋滞予測から確認しておきましょう。今年は地震の影響も重なるため、例年の予測をそのまま鵜呑みにせず、余裕を持った計画を立てることが大切です。
お盆期間の渋滞ピーク(2026年8月7日〜16日)
NEXCO西日本の発表によると、2026年のお盆期間は8月7日(金)〜16日(日)の10日間が対象で、この期間中に上下線合計約40回、5km以上の渋滞が発生すると予測されています。下り線(帰省ラッシュ)は8月13日(木)・14日(金)、上り線(Uターンラッシュ)は8月14日(金)・15日(土)が特に混雑するとされています。
【8月16日時点の直近の渋滞予測】九州自動車道は8月14日(金)午前6時に通行止めが解除されましたが、宮原SA〜八代IC間の川田橋(KP211.4〜212.9、約1.5km)は上り線が被災したため、下り線のみを使う対面通行規制(最高速度50km/h)が続いています。この影響で上り線は、8月14日は16時〜18時ごろに八代IC付近を先頭に最大5km、15日は17時〜20時ごろに最大15kmとなっており、お盆最終日にあたる本日8月16日は17時〜18時ごろに最大20kmまで渋滞が拡大する見通しです。下り線も宮原SA付近を先頭に渋滞が発生しやすいため、対面通行区間を通る予定がある人は時間に余裕を持って出発してください。
下りと上りのピークが8月14日に重なる点にも注意が必要です。この日は帰省する人とUターンする人が同時に道路に出るため、例年でも混雑が激しくなりやすい日です。移動日をずらせる人は、ピーク日を避けて8月上旬や16日以降に動くことも検討してみてください。
熊本地震の影響で例年以上の混雑が懸念される区間
2026年7月28日に発生した熊本地震の影響で、九州自動車道の松橋IC〜えびのIC間、南九州自動車道(八代日奈久道路)の八代JCT〜田浦IC間は通行止めが続いていましたが、状況が動きました。
NEXCO西日本は8月13日発表の第16報で、松橋IC〜えびのIC間について8月14日(金)朝に通行止めを解除する見込みだと発表しました。
実現すれば、九州自動車道は地震発生からお盆期間中に全線での一般車両通行が可能になります。
ただし、宮原SA〜八代IC間は「川田橋」の上り線橋桁が損傷しており、解除後も当面は下り線のみを使った対面通行規制が一部区間で続くため、渋滞が発生しやすい状況です。
一方、南九州自動車道(八代JCT〜田浦IC間)は本記事更新時点でも通行止めが続いています。
東九州自動車道への広域迂回車両向けの料金調整措置は、8月16日23時59分まで延長されています。
お盆後半に熊本〜宮崎・鹿児島方面へ移動する人は、九州道が使えるようになる可能性がある一方、対面通行規制による渋滞は残る前提でスケジュールに余裕を持たせておくのがおすすめです。
この区間を通常利用している人にとっては、例年のお盆渋滞に加えて、通行止めによる大幅な迂回や、迂回先の国道・高速道路の混雑増加が重なることになります。なお、九州道の宮原SA〜八代IC間は8月9日(日)9時頃から、八代IC〜坂本PA間も8月11日(火)から緊急車両(給水車両・災害派遣車両等)のみ通行可能になりましたが、一般車両は対象外です。熊本県南部・宮崎県・鹿児島県方面への移動を予定している人は、お盆中は迂回が前提になる分、通常より大幅に時間がかかる前提でスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
迂回先の東九州自動車道はすでに渋滞増加
国土交通省の発表によると、地震後の広域迂回の呼びかけに応じたドライバーが増えたことで、東九州自動車道の一部区間では大型車の交通量が約5倍、全体の交通量も約2倍に増加しています。お盆期間はこの状態にさらに帰省・観光の交通が重なるため、東九州自動車道経由のルートも例年以上に混雑する可能性が高いといえます。
「九州道が使えないなら東九州道で迂回すればいい」と単純に考えると、迂回路自体が渋滞して想定より時間がかかることもあります。どちらのルートを使う場合も、出発前に最新の渋滞状況を確認してから判断するようにしましょう。
広域迂回路となっている東九州道でも、渋滞地点が増えています。特に8月14日・15日の上り線は延岡南IC付近を先頭に最大15km程度の渋滞が見込まれており、15日は午前10時ごろから午後10時ごろまで混雑が続く見通しです。迂回すれば必ず早く着けるわけではない点に注意してください。
お盆の移動を少しでも快適にするために
渋滞や通行止めをゼロにすることはできませんが、事前の準備次第でストレスを減らすことはできます。ここでは、2026年のお盆に九州を移動する人に向けて、具体的に確認しておきたいポイントをまとめました。
九州自動車道・南九州道が使えない区間と迂回ルート
九州自動車道の松橋IC〜えびのIC間は2026年8月14日(金)午前6時に通行止めが解除され、地震発生から17日ぶりに全線で一般車両の通行が可能になりました。ただし、宮原SA〜八代IC間は対面通行規制が、益城熊本空港IC〜坂本PA間は最高速度50km/hの速度規制がそれぞれ継続しています。南九州自動車道は八代JCT〜田浦IC間が引き続き一般車両通行止めです。
熊本から宮崎・鹿児島方面へ向かう場合は、東九州自動車道経由の広域迂回、または国道3号・国道57号などの一般道路を使うルートが案内されています。どちらのルートも混雑が予想されるため、カーナビの案内だけに頼らず、出発前にNEXCO西日本やアイハイウェイで実際の通行状況を確認しておくと安心です。
行き先別・迂回ルート提案(東ルート/西ルート)
国土交通省九州地方整備局とNEXCO西日本は、九州を南北に移動する際の広域迂回として、大きく分けて「東ルート」「西ルート」の2つを案内しています。お盆でこの区間を移動する予定がある人は、どちらのルートも通常よりかなり時間がかかる前提で検討してください。
| ルート | 経路 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| 東ルート | 大分・宮崎を経由する東九州自動車道で九州の東側を回り、北部九州と鹿児島を結ぶ | 車での移動が中心。通常より大幅に時間がかかり(報道では片道7〜8時間程度との情報もあり)、お盆期間は迂回車両の増加でさらに混雑する可能性が高い |
| 西ルート(天草経由フェリー) | 鹿児島県長島町⇔天草市を結ぶフェリー(牛深⇔蔵之元、中田⇔諸浦)を利用して熊本方面へ。さらに天草の鬼池⇔長崎県南島原市口之津のフェリーを使えば、長崎経由で福岡方面へ向かうことも可能 | 車両も航送可能だが便数・積載台数が限られるため事前予約が必須。人のみの移動なら天草エアライン(天草⇔熊本・福岡・大阪)も選択肢 |
※西ルートの要となる、天草市・牛深港と長島町・蔵之元港周辺の位置関係です。
どちらのルートも、通常のお盆渋滞に迂回車両の増加が重なるため、事前に運行会社・NEXCO西日本の公式情報で最新の運行状況とダイヤを確認してから出発することをおすすめします。フェリーは天候によって欠航する場合もあるため、代替日程も考えておくと安心です。
鉄道・新幹線を使う場合の注意点
車移動を避けて新幹線や在来線を検討している人もいるかもしれませんが、鉄道も影響を受けています。九州新幹線は熊本駅〜鹿児島中央駅間で運転見合わせが続いており、熊本〜新水俣間についてはJR九州が8月中の運転再開が困難と発表しています。
在来線では、肥薩おれんじ鉄道の水俣〜川内間が8月5日に運転を再開しました。八代〜水俣間は引き続き運休中ですが、8月10日(月)から代行バスの運行が始まる予定です。お盆で新幹線を使って熊本より南へ移動する予定がある人は、代替交通手段(バスや航空便など)もあわせて検討し、早めに情報収集しておくことをおすすめします。運休区間や振替輸送の詳細は、JR九州や肥薩おれんじ鉄道の公式サイトで確認してください。
出発前に確認しておきたいことリスト
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 渋滞予測 | 出発予定日がピーク日(8月13〜15日)と重なっていないか |
| 高速道路の通行止め | 利用予定の区間・ICが通行可能か(アイハイウェイ・JARTIC) |
| 迂回ルート | 東九州自動車道や国道3号・57号の混雑状況 |
| 鉄道の運行状況 | 九州新幹線・在来線の運休区間(JR九州公式) |
| 燃料・休憩 | 迂回で走行距離が伸びる前提での燃料残量、休憩場所 |
| 出発時間 | ピーク時間帯を避けた早朝・深夜出発の検討 |
特に熊本県南部や宮崎・鹿児島方面へ向かう人は、通常のお盆渋滞よりも時間がかかることを前提に、余裕を持ったスケジュールを立てておくと安心です。
まとめ
- 2026年のお盆期間は8月7日(金)〜16日(日)、下りは8月13・14日、上りは8月14・15日がピーク
- 熊本地震の影響で通行止めが続いていた九州自動車道の松橋IC〜えびのIC間は、8月14日(金)午前6時に解除され、お盆後半に間に合う形で全線が通行可能に。ただし対面通行規制・速度規制区間があり渋滞は継続、南九州自動車道は引き続き通行止め
- 迂回先の東九州自動車道はすでに交通量が増加しており、例年以上の混雑が予想される
- 九州新幹線は熊本〜鹿児島中央間で運転見合わせ、熊本〜新水俣間は8月中の再開が困難
- 出発前に渋滞予測・通行止め・鉄道運行状況をあわせて確認しておくことが重要
2026年のお盆は、例年の渋滞予測に加えて熊本地震の影響も重なるため、通常以上に余裕を持った計画が欠かせません。最新情報は下記の公式サイトで随時確認してください。
NEXCO西日本公式サイト
アイハイウェイ(リアルタイム交通情報)
JARTIC(渋滞・交通規制情報)
国土交通省「令和8年熊本地震 通れるマップ」
熊本地震の道路通行止めについてさらに詳しく知りたい人は、2026年熊本地震の道路通行止め最新情報もあわせてご覧ください。地震全体の被害状況や交通・支援情報については、2026年7月28日熊本地震の被害・津波・交通・救援支援まとめで解説しています。被災地域に近い人吉市で開催予定の人吉花火大会2026のアクセス情報もあわせてご覧ください。
この記事を書いた人
Ellen(福岡県在住歴30年・監修:サク/株式会社ponista)
福岡を拠点に、季節ごとの祭りやイベント情報を現地目線でお届けしています。年ごとに複数記事に分かれていた情報は、このページに集約して随時最新情報へ更新しています。
