2026年7月28日に熊本県で発生した地震について、「何時に起きたのか」「どこが最も強く揺れたのか」「津波や被害はどうなっているのか」と不安を感じている人も多いでしょう。
2026年7月28日16時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする強い地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは7.1の速報値で、熊本県宇城市と氷川町では最大震度7を観測しています。
気象庁は、この地震とその後に発生した一連の地震活動を「令和8年熊本地震」と命名しました。2016年4月に発生した「平成28年熊本地震」とは別の地震であるため、過去の被害情報や映像と混同しないことが重要です。
この記事では、2026年7月28日の熊本地震について、発生時刻、震源地、地域別の震度、津波情報、被害、交通や断水への影響、被災者支援、安否確認の方法、今後注意すべきことを整理します。
被害状況や交通情報、避難所、給水所などは短時間で変わる可能性があります。情報を見る際は、内容だけでなく発表日時や更新時刻も必ず確認してください。
目次[閉じる]
- 12026年7月28日の熊本地震は何時にどこで発生したのか
- 2熊本地震の被害状況・被災者支援と今後注意すべきこと
- 2.1建物の損傷や火災・救助活動が発生
- 2.2人的被害の状況(7月29日午後7時時点)
- 2.3停電・断水の状況(八代市や氷川町など)
- 2.4九州新幹線や高速道路にも影響
- 2.5今後1週間程度は同程度の強い揺れに注意
- 2.6土砂災害と熱中症にも注意
- 2.72016年熊本地震との関係は断定されていない
- 2.8被災者支援・避難所・給水情報を確認できる公式WEBサイト
- 2.9災害救助法による支援は対象地域と受付窓口を確認
- 2.10救助や火災など緊急性が高い場合は119番へ連絡
- 2.11家族の安否確認は災害用伝言ダイヤル171を利用
- 2.12文字で安否を登録・確認する場合はweb171を利用
- 2.13道路・鉄道・空港の安全確認は公式情報を利用
- 2.14義援金や物資支援は公式募集の開始後に申し込む
- 2.15公式情報でも更新日時を確認する
- 2.16最新情報を確認しながら落ち着いて行動する
2026年7月28日の熊本地震は何時にどこで発生したのか
2026年7月28日の熊本地震は、同日16時27分ごろに発生しました。震源地は熊本県熊本地方で、地震直後の気象庁発表では震源の深さは約10キロ、マグニチュードは7.1の速報値とされています。
その後の解析では、震源の深さが16キロの暫定値として扱われている資料もあります。地震直後は限られた観測データから速報値を算出し、その後に各地の観測データを加えて再計算するため、震源の深さや位置が更新されることがあります。
そのため、「深さ10キロと16キロのどちらが正しいのか」と疑問を持つ人もいるでしょう。10キロは地震直後に発表された速報段階の値であり、16キロはその後の解析による暫定値です。
地震情報が誤っていたというより、解析が進んだことで数値が詳しくなったと考えると分かりやすいでしょう。今後、気象庁による解析が進むと、震源の位置や深さ、マグニチュードがさらに更新される可能性があります。
最大震度7を観測したのは宇城市と氷川町
今回の地震では、熊本県宇城市と氷川町で最大震度7を観測しました。震度7は、気象庁震度階級の中で最も大きい区分です。
震度7の揺れでは、立っていることや自分の意思で移動することが難しくなります。固定していない家具の多くが移動したり転倒したりするほか、耐震性が低い木造建物では傾いたり倒壊したりする可能性があります。
外見上は大きな被害がないように見える住宅でも、柱、基礎、屋根、配管などが損傷している場合があります。強い揺れを受けた建物へ戻る場合は、傾き、壁の亀裂、瓦の落下、ブロック塀の崩れなどを外から確認してください。
熊本市では、南区で震度6強、中央区、東区、西区、北区で震度5強を観測しました。「熊本市で震度6強」とだけ伝えると、市内全域が同じ震度だったと受け取られる可能性があります。
実際には、同じ市内でも区や観測地点によって揺れの強さが異なります。自宅や家族がいる地域の震度を確認する場合は、市町村名だけでなく、区名や観測地点まで確認することが重要です。
このほか、八代市、宇土市、美里町、益城町などでも震度6強を観測しました。上天草市、合志市、大津町、西原村、御船町、芦北町などでは震度6弱が観測されています。
熊本県内だけでなく、長崎県や鹿児島県で震度5強、福岡県、佐賀県、宮崎県などでも震度5弱を観測しました。熊本県熊本地方を震源とする地震ですが、九州の広い範囲で強い揺れがあったことが分かります。
有明・八代海に津波注意報が発表された
地震発生から約2分後の2026年7月28日16時29分、有明・八代海に津波注意報が発表されました。その後、同日18時10分に津波注意報は解除されています。
したがって、「今回の地震では津波注意報が出なかった」という説明は正確ではありません。津波注意報は実際に発表され、地震発生から約1時間40分後に解除されました。
津波注意報が発表されている間は、海岸、河口、港、川沿いなどから離れる必要があります。津波は最初の波が最も高いとは限らず、後から到達する波が大きくなる場合もあるため、注意報が解除されるまでは戻らないことが重要です。
津波注意報が解除された後でも、海岸や港湾施設には、地震による亀裂、段差、陥没、漂流物などが残っている可能性があります。
被害を確認したり、写真や動画を撮影したりする目的で海岸や港へ近づくことは避けてください。港湾施設や岸壁は、見た目では分かりにくい損傷が生じている場合があります。
気象庁が令和8年熊本地震と命名
気象庁は、2026年7月28日16時27分ごろに発生した地震と、それ以降に発生した一連の地震活動を「令和8年熊本地震」と命名しました。
検索時に特に注意したいのが、2016年に発生した「平成28年熊本地震」との混同です。平成28年は西暦2016年であり、今回の地震が発生した日付の「7月28日」と数字が重なっています。
2016年熊本地震では、2016年4月14日にマグニチュード6.5、4月16日にマグニチュード7.3の地震が発生し、いずれも最大震度7を観測しました。
一方、今回の令和8年熊本地震は、2026年7月28日に発生したマグニチュード7.1の地震です。発生地域や最大震度に共通点はありますが、同じ地震ではありません。
SNSで拡散されている倒壊映像、道路の損傷、熊本城の写真などが、2016年に撮影されたものである可能性もあります。投稿された日時だけでなく、実際の撮影日時、場所、公的機関による確認があるかを確かめてください。
「熊本地震」という言葉だけで検索すると、2016年の情報が多く表示される場合があります。今回の情報を探すときは、「2026年7月28日 熊本地震」「令和8年熊本地震」など、年と日付を含めて検索すると区別しやすくなります。
同じ日に震度5弱の地震も複数発生
7月28日は、16時27分の最大震度7の地震だけでなく、その後も熊本県熊本地方を震源とする強い地震が複数発生しました。
16時29分ごろには宇城市で震度5弱、17時08分ごろには八代市、上天草市、天草市、美里町、芦北町などで震度5弱を観測しています。
さらに19時03分ごろにも宇城市で震度5弱を観測しました。そのため、同じ日に何度も強い揺れを感じた人が、「自分が感じた地震は何時のものだったのか」と検索している可能性があります。
最も規模が大きく、最大震度7を観測した地震は、16時27分ごろに発生した地震です。ただし、16時27分の地震を現時点で確実な「本震」と断定することはできません。
地震発生後に最初の強い地震を前震、後から発生した最大の地震を本震と呼ぶ場合がありますが、前震か本震かは、その後の地震活動を見なければ判断できないためです。
「今回の地震は前震だから、さらに大きな地震が必ず来る」「すでに本震が終わったので、もう大きな地震は起きない」といった情報には科学的な根拠がありません。
気象庁や自治体の発表を確認しながら、強い揺れが再び起きる可能性を考えて備える必要があります。
熊本地震の被害状況・被災者支援と今後注意すべきこと
2026年7月28日の熊本地震では、建物、道路、港湾、水道、鉄道、空港などに被害や影響が確認されています。
ただし、地震発生直後は救助活動や現地調査が続くため、被害が報告されていない地域でも「被害が存在しない」とは限りません。
「被害なし」と「被害を確認中」は意味が異なります。人的被害や建物被害の数字を確認するときは、発表した機関、発表時刻、第何報かをあわせて見ることが重要です。
建物の損傷や火災・救助活動が発生
強い揺れを観測した地域では、建物の損傷、火災、閉じ込めなどへの救助活動が行われました。
宇城市や熊本市などでは火災が発生し、熊本市、八代市、宇土市、氷川町、美里町、御船町、嘉島町などで救助活動が報告されています。
八代市では工場設備の崩落、嘉島町では商業施設の一部崩落に関する情報もありました。学校や公共施設でも、天井、外壁、ガラス、配管などの損傷が確認されています。
熊本城でも石垣が崩れたとの情報が寄せられ、被害状況の確認が進められました。ただし、熊本城全体の被害規模や、立ち入り可能な範囲は、調査が進むにつれて変更される可能性があります。
自宅に目立った倒壊がなくても、柱や壁の亀裂、基礎のずれ、屋根瓦の落下、ブロック塀の傾きなどが残っていることがあります。
大きな揺れを受けた建物へ戻る際は、外から建物の傾きや落下物を確認し、危険を感じた場合は無理に入らないでください。
住宅や家財に被害を受けた場合は、片付けや修理を始める前に、建物の外観、各部屋、被害箇所を写真や動画で記録しておきましょう。
写真は建物全体が分かるものと、壊れた箇所を近くから撮影したものの両方を残すと、罹災証明書の申請や保険会社への請求で状況を説明しやすくなります。
人的被害の状況(7月29日午後7時時点)
人的被害の数字は、地震発生直後の速報段階から、時間の経過とともに大きく更新されています。地震発生当日の7月28日夜の時点では、イオンモール熊本での爆発による死者2人・心肺停止1人、氷川町の特別養護老人ホームで10人ほどのけがなど、個別の現場からの報告が中心でした。
その後、熊本県が29日午後7時時点でまとめた発表では、県全体で死者12人、心肺停止の状態が6人、けが人は64人、安否不明者は少なくとも4人とされています。イオンモール熊本の建物崩壊では複数の方が建物内に取り残されているとみられ、日本製紙八代工場の煙突倒壊でも行方不明者がいると報じられています。
地震発生から時間が経過するにつれて、死者数、負傷者数、安否不明者数は変動します。数字は必ず発表元(警察・消防・自治体・報道機関)と発表(更新)時刻をあわせて確認し、古い数字を最新の状況と誤解しないようにしてください。
停電・断水の状況(八代市や氷川町など)
電気にも影響が出ています。報道によると、7月28日午後8時時点で熊本県内を中心に約4万7,000戸で停電が続いていると伝えられています。停電の戸数や復旧の見通しは電力会社の発表により更新されるため、最新情報は電力会社の公式サイトで確認してください。
水道にも大きな影響が発生しました。7月28日夜の国土交通省資料では、八代市で市域全域にあたる約6万戸、氷川町で約1万戸、芦北町で約1,000戸の断水が報告されています。
熊本市、宇城市、宇土市、御船町などでも、漏水や一部断水が確認されました。ただし、断水戸数や対象地域は、水道管の調査や復旧作業によって変わります。
断水している地域では、飲料水を最優先に確保してください。給水所へ向かう際は、ペットボトルだけでなく、ふたが閉まる給水容器やポリタンクを持参すると運びやすくなります。
給水所の場所や開設時間は変更されることがあります。SNSの投稿や古い記事だけで判断せず、居住している市町村の公式WEBサイトや防災情報を確認してください。
トイレを流すために風呂の残り湯を使う場合は、集合住宅の排水設備が壊れていないかにも注意が必要です。
排水管が損傷している状態で水を流すと、下の階や建物内で漏水する可能性があります。管理会社や自治体から排水に関する案内が出ている場合は、その指示に従ってください。
九州新幹線や高速道路にも影響
地震発生後、九州新幹線は全線で運転を見合わせました。在来線でも複数の路線が運転を見合わせ、高速バスや熊本県内の路線バスにも運休が発生しています。
高速道路では、九州自動車道、南九州自動車道、宮崎自動車道、九州中央自動車道などで通行止めが実施されました。
一般道路でも、路面の段差、亀裂、落石、倒木などによる通行止めが確認されています。通行できるように見える道路でも、余震によって落石や崩落が発生する可能性があります。
熊本空港では、滑走路の安全確認やターミナル内の点検が行われ、欠航が発生しました。天草飛行場でも施設の一部に影響が確認されています。
港湾では、八代港の岸壁背後で段差、液状化、陥没が確認され、熊本港ではフェリー用の渡橋が損傷しました。
道路や鉄道の運行状況は、点検が終わった区間から再開される一方、新たな損傷が見つかって再び規制される場合もあります。
過去のニュース記事だけで移動を判断せず、出発直前に鉄道会社、道路管理者、航空会社、バス会社の公式情報を確認してください。
今後1週間程度は同程度の強い揺れに注意
気象庁は、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度7程度の地震に注意するよう呼びかけています。
特に地震発生後の2~3日程度は、強い揺れを伴う地震が発生することが多いため、引き続き注意が必要です。
これは、「1週間以内に震度7が必ず発生する」という予測ではありません。再び強い揺れが発生する可能性を考え、倒れかけた家具、損傷した建物、崖、石垣、ブロック塀などから離れて行動するための注意喚起です。
寝る場所の周囲には、倒れてくる家具や割れやすいガラスがないか確認しましょう。枕元には、靴、懐中電灯、スマートフォン、モバイルバッテリー、眼鏡、常用薬などを置いておくと、夜間に強い揺れが起きた場合にも行動しやすくなります。
玄関や廊下に荷物がある場合は、避難経路をふさがない場所へ移動してください。停電している場合は、ろうそくよりも懐中電灯やLEDランタンを使う方が火災を防ぎやすくなります。
揺れを感じた場合は、慌てて外へ飛び出さず、頭を守り、家具や窓ガラスから離れてください。揺れが収まった後に、火の元、出口、周囲の危険を確認して避難します。
土砂災害と熱中症にも注意
震度5強以上の強い揺れを観測した地域では、地盤が緩んでいる可能性があります。地震前であれば問題にならない程度の雨でも、崖崩れや土石流が発生する場合があります。
山の斜面に新しい亀裂がある、小石が落ちてくる、普段とは違う濁った水が出る、地鳴りが聞こえるといった異変に気づいた場合は、斜面から離れて自治体や消防へ連絡してください。
避難指示が発令された場合は、雨や暗さが強くなる前に安全な場所へ移動することが大切です。避難所までの移動が危険な場合は、崖や川から離れた頑丈な建物の上階など、より安全な場所へ移動してください。
また、7月末は気温が高く、避難所や車内で熱中症になる危険があります。特に停電で冷房が使えない場合や、断水で十分な水分を取れない場合は注意が必要です。
車中泊では、エンジンを停止した車内の温度が短時間で上昇します。日陰に駐車していても安全とは限りません。
こまめに水分と塩分を取り、可能であれば冷房が利用できる避難所や公共施設へ移動してください。高齢者、乳幼児、持病がある人は、本人が暑さを訴えていなくても周囲が体調を確認する必要があります。
2016年熊本地震との関係は断定されていない
今回の地震について、「2016年熊本地震の余震なのか」「日奈久断層が動いたのか」と気になっている人も多いでしょう。
今回の地震は、東北東から西南西方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型と発表されています。震源周辺には日奈久断層帯があるため位置関係が注目されますが、どの断層のどの区間が動いたのかは、詳しい解析結果を待つ必要があります。
2016年熊本地震と今回の地震は、熊本県熊本地方で発生した浅い地震であり、最大震度7を観測した点などに共通点があります。
しかし、2026年7月28日時点の情報だけで、2016年熊本地震が今回の地震を直接引き起こした、あるいは今回の地震が2016年熊本地震の余震であるとは断定できません。
また、今回の地震を南海トラフ地震の前兆とする公的な発表も確認されていません。
「次は別の断層が必ず動く」「特定の日に大地震が発生する」といったSNS投稿をそのまま信じないようにしてください。地震の発生日時や規模を正確に予知できるという情報には注意が必要です。
被災者支援・避難所・給水情報を確認できる公式WEBサイト
地震発生後は、SNSに避難所、給水、救援物資、寄付、行方不明者などの情報が多数投稿されます。
しかし、古い情報や確認されていない情報が混ざることもあるため、支援を受けたい場合も家族の安否を確認したい場合も、最初に自治体や公的機関の公式WEBサイトを確認してください。
特に避難所や給水所は、施設の安全確認、混雑状況、断水の復旧などによって開設場所が変更されることがあります。
記事やSNSの画面を保存した情報ではなく、更新日時が新しい公式ページを確認することが重要です。
熊本県は、令和8年熊本地震に関する被害状況、災害対策本部の会議資料、災害救助法の適用状況などを公表しています。
熊本市内の避難所、施設の休館、市電、給水などの情報は、熊本市の令和8年熊本地震に関する公式ページで確認してください。
熊本市以外に住んでいる場合は、八代市、宇城市、宇土市、氷川町、美里町など、居住地の市役所・町役場公式WEBサイトを確認してください。
給水所や避難所は自治体ごとに開設されるため、熊本県のページだけでは詳しい場所や利用時間が分からない場合があります。
自治体の公式ページにアクセスが集中して表示されにくい場合は、自治体公式SNS、防災行政無線、テレビ、ラジオなどもあわせて利用しましょう。
災害救助法による支援は対象地域と受付窓口を確認
熊本県は、2026年7月28日付で、熊本市を含む10市10町1村に災害救助法を適用したと発表しています。
対象地域では、避難所の設置、食料や飲料水の供給、被服や寝具の提供、医療・助産、住宅の応急修理などが実施される可能性があります。
ただし、災害救助法が適用されたからといって、すべての被災者へ自動的に現金が支給されるわけではありません。
住宅の応急修理、生活必需品、宿泊施設の利用、税や保険料の減免などは、それぞれ対象要件や申請窓口が異なります。
罹災証明書、被災証明書、住宅の応急修理、支援金などについては、居住している市町村の窓口から正式な案内が出た後に申請してください。
2016年熊本地震当時の支援制度と、今回の支援制度が同じとは限りません。過去の記事やSNSの情報をそのまま利用せず、2026年の公式案内を確認することが重要です。
救助や火災など緊急性が高い場合は119番へ連絡
建物や家具の下に人が閉じ込められている、火災が発生している、大けがをしているなど、生命に関わる緊急事態では119番へ連絡してください。
電話をかける際は、落ち着いて次の内容を伝えます。
- 火災・救急・救助のどれが必要か
- 住所や建物名、近くの目印
- けが人や閉じ込められた人の人数
- 火災や倒壊など現場の状況
- 連絡している人の名前と電話番号
大規模災害時は、119番がつながりにくくなる場合があります。
ただし、安否確認や被害状況の問い合わせだけで119番へ電話すると、緊急通報を妨げる可能性があります。119番は、救急車、消防車、救助隊が必要な場合に利用してください。
消防機関の活動状況や、公的に確認された人的被害については、総務省消防庁の災害情報ページで確認できます。
家族の安否確認は災害用伝言ダイヤル171を利用
電話がつながりにくいときは、NTTが提供する災害用伝言ダイヤル171を利用できます。
災害用伝言ダイヤル171は、被災地の電話番号を使って音声メッセージを録音し、家族や知人が同じ電話番号を指定して再生する仕組みです。
伝言を録音する場合は「171」へ電話し、案内に従って「1」を選択します。伝言を再生する場合は「171」へ電話し、「2」を選択します。
その後、連絡を取りたい人の電話番号を市外局番から入力します。
録音するメッセージは、「無事です。○○避難所にいます。次は午後8時に171を確認します」のように、現在地と次に確認する時間を短く伝えると分かりやすくなります。
家族全員が何度も電話をかけ続けると、回線が混雑しやすくなります。連絡の取りまとめ役を一人決め、171やメッセージサービスを利用する方法も有効です。
文字で安否を登録・確認する場合はweb171を利用
音声ではなく、インターネット上で安否を伝えたい場合は、災害用伝言板web171を利用できます。
電話番号をキーにして、「無事です」「避難所にいます」などの文字情報を登録・確認できます。
web171は、スマートフォンやパソコンから利用できます。ただし、本人確認を行って行方不明者を捜索するサービスではありません。
家族や知人が事前に共有している電話番号を使って、伝言を登録・確認するためのサービスです。
以前提供されていた「J-anpi 安否情報まとめて検索」は、2023年9月30日に運営を終了しています。
古い防災記事にJ-anpiが紹介されている場合がありますが、現在は171、web171、各携帯電話会社の災害用伝言板などを利用してください。
道路・鉄道・空港の安全確認は公式情報を利用
被災地へ家族を迎えに行く場合や、支援物資を自分で届けようとする場合は、出発前に道路、鉄道、空港の最新情報を確認してください。
緊急車両や復旧作業車両が通る道路へ一般車両が集中すると、救助や物資輸送の妨げになる可能性があります。
自治体などから個人による物資の持ち込みを求める案内が出ていない段階では、被災地へ直接向かうことは控えましょう。
道路情報は国土交通省や道路会社、鉄道はJR九州や各交通事業者、航空便は熊本空港や利用予定の航空会社の公式情報を確認してください。
「運転再開予定」と発表されていても、余震や安全点検によって変更されることがあります。出発前だけでなく、移動中も最新情報を確認することが大切です。
義援金や物資支援は公式募集の開始後に申し込む
地震発生後は、熊本地震への募金を装った偽サイトや、自治体職員を名乗る訪問、寄付を求める不審な電話が発生する可能性があります。
義援金を送りたい場合は、熊本県、市町村、日本赤十字社、共同募金会などが公式に募集を開始したことを確認してから申し込んでください。
SNSの個人口座や、送金先だけが書かれた投稿については、運営者や使途が確認できない場合があります。
救援物資についても、必要な品目、受け入れ場所、配送方法が公式に案内される前に送ると、仕分けや保管が被災地の負担になる可能性があります。
古着、生もの、開封済みの食品、使用期限が短い食品などを自己判断で送らないようにしてください。
ボランティアを希望する場合は、現地へ直接向かうのではなく、自治体や社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを開設した後に申し込みます。
募集地域、活動内容、年齢条件、必要な持ち物、事前登録の有無を確認してから参加してください。
公式情報でも更新日時を確認する
公的機関の情報であっても、発表から時間が経過している場合は、現在の状況と異なる可能性があります。
公式ページを見るときは、ページタイトルだけでなく、「更新日」「発表時刻」「第何報か」を確認してください。
特に次の情報は、短時間で変更される可能性があります。
- 避難所の開設・閉鎖
- 給水所の場所と利用時間
- 断水地域と復旧予定
- 道路の通行止めと解除
- 鉄道、バス、航空便の運行状況
- 医療機関の受け入れ状況
- 救援物資や災害ボランティアの募集
- 支援制度の対象者と申請受付期間
検索結果に表示された説明文だけでは、更新後の内容が反映されていない場合があります。必ず公式ページを開き、最新の更新日時と本文を確認しましょう。
最新情報を確認しながら落ち着いて行動する
2026年7月28日の熊本地震は、16時27分ごろに熊本県熊本地方で発生し、宇城市と氷川町で震度7を観測しました。
気象庁は、この地震とその後の一連の地震活動を「令和8年熊本地震」と命名しています。
有明・八代海に発表された津波注意報は同日18時10分に解除されましたが、強く揺れた地域では、建物、道路、水道、鉄道、空港などに被害や影響が出ています。
地震発生後は、人的被害の人数、断水戸数、避難所、給水所、道路規制、鉄道の運行状況が短時間で変わります。
古い情報だけで「被害はない」「道路は通れる」「列車は動いている」と判断しないことが重要です。
強い揺れを感じた地域では、家具の転倒、損傷した建物、落下物、土砂災害、熱中症に注意してください。
公的機関や自治体の発表を確認し、避難指示が出た場合や自宅に危険を感じた場合は、無理にとどまらず安全な場所へ移動しましょう。
